ジベ処理と種子なし 4
ただ、このジベレリンの研究は、ちょうど日本が日中戦争から太平洋戦争へと突入していた時期にわたっていたため、幸か不幸か、海外にほとんど惜報が流れることはなかったようです。
もし外国で発表されていたら、ノーベル賞級の発見と騒がれたかも知れないほど重要なものでした。
・・・さて、これがどうしてブドウの種子なしに応用されるようになったのでしょうか。
その辺の事情は、私にもよくわかりません。
・・・以下は、まったく私の想像なのですが、これは恐らく目的が異った結果を生んだのではなかろうかというものです。
ジベレリンがブドウの収穫に大きくプラスするだろうと考えたブドウ栽培業者がいた筈です。
そこで、花が咲き終ったブドウの房をジベレリンの液にひたしてみたのではないでしょうか。
結果は、ブドウの出来はまあまあでしたが、予期に反して種子は消えていたー生長を促進する筈のジベレリンがブドウの種子にどう作用するのか・・・
そこのところの生化学的理くつは私にもよくわかりません。
とにかく種子はなくなって、味が落ちるということもありません。